高血圧になると「食生活の改善」を行う必要があります。
減塩することはもちろんですが、「何を食べればいいのか」迷う所ではあり、「血圧を下げる食べ物」を調べる方は多くいると思います。
実際にこのサイトでも「血圧を下げる食べ物」を紹介していますし、インターネットで検索すれば、無数のサイトやブログで「血圧を下げる食べ物」が紹介されています。
そこで「逆に血圧を上げてしまう食べ物ってないのか」という疑問が湧いてきました。
せっかく「血圧を下げる食べ物」を食べていても、同時に「血圧を上げる食べ物」を食べてしまっていては意味がありませんし、どちらの知識も身につけて食生活を改善できれば、より高血圧の改善や予防に効果が期待できます。
なので今回は「血圧を上げてしまう食べ物」を調べてみました。

高血圧の方の食生活の改善には「減塩」が必要不可欠ですので、塩分が血圧を上げることは、すでに常識のようになっています。
減塩調味料の使用や減塩してもおいしく食べられる方法を使い、無理なく減塩することが大切です。
しかし、自宅での食事は自炊することである程度の減塩を行うことができますが、外食やコンビニ弁当などに頼る生活をしていると、知らず知らずのうちに塩分を摂りすぎているなんてこともあるので、気を付けつる必要がありますし、外食やコンビニ弁当でなくても、インスタント食品やレトルト食品にも塩分を多く含むものが多いので気を付けましょう。
また、外食やコンビニ弁当、インスタント食品ばかりを食べていると、味の濃さに慣れてしまい、いざ減塩を行う場合に、味の薄いものがより苦痛に感じることになるので、その点も気を付けなければなりません。
「上手な減塩の仕方」や「オススメの減塩調味料」などは、こちらから↓
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カロリーの高い食事は肥満の原因となります。
肥満や糖尿病で体内でのインスリンの分泌量が増えると、ナトリウムを吸収する作用が促進され、塩分量が過剰となります。
そのため、塩分摂取を控えていても、体内のナトリウム(塩分)量が減らずに結局、塩分過剰となる場合があり、これが原因で血圧を上げてしまうことになります。

脂っこい食べ物で特に動物性脂肪を摂り過ぎてしまうと、コレステロールを増やす原因となりますが、特に脂質の多い肉類を摂取しすぎると、LDLコレステロールという悪玉コレステロールを増加させることに繋がります。
LDLコレステロールが増加してしまうと、動脈硬化を引き起こす大きな要因となります。
この動脈硬化が原因で高血圧となるばかりではなく、その他の命に関わる重大な血管の病気を引き起こす原因にもなります。

塩分の摂りすぎが、高血圧に繋がるということは当たり前のように言われていますが、糖分の摂り過ぎも血圧を上げてしまうということを知っていましたか?
砂糖には、体内のミネラル分を溶かしてしまう作用があるため、糖分を過剰に摂取すると血中の塩化カリウムの濃度が濃くなってしまい、それによって血管が膨張し血液の通りが悪くなることで血圧が上昇します。
糖分の摂り過ぎを防ぐために、ケーキやチョコレートなどの甘いお菓子はもちろんですが、清涼飲料水や缶コーヒーなどにも多量の糖質が含まれているので、減塩の食品や調味料と同様に注意する必要があります。
また、糖分の摂り過ぎは、肥満原因にもなりますし、糖分の多く入った食品は高カロリーなものばかりです。
肥満も高カロリーな食事も高血圧に繋がりますので、塩分の摂りすぎと併せて、糖分の摂りすぎにも気を付けなければなりません。
今回の下げ活ポイントは【なんでも摂りすぎはやめて、ほどほどに】です。
調べてみて分かったことは、塩分も糖分もカロリーも脂質も「摂りすぎ」がダメということです。
1日あたり、塩分(高血圧の場合)なら「約6g」、カロリーなら「約2000Kcal」、脂肪なら「約50g」、糖分なら「約25g」のように、自分にとって必要以上のものを摂りすぎることで、余分なものが血管を詰まらせたり、悪い働きをしたりします。
※こちらは成人男性(30代)を基準にしていますので、年齢や性別の違いで若干の誤差があります。
上記の摂取量を目安に、食べ過ぎや飲みすぎに注意して、高血圧の予防や改善を行いましょう。
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