高血圧になると、まず言われるのが「減塩してください」です。
「減塩」といわれれば、なんとなく「しょっぱいものを食べなきゃいいのか」とか「減塩の調味料でも使ってみるか」なんて考えますが、実際やってみると食事の味気なさにすぐに飽きてしまったり、逆にしょっぱいものをものすごく食べたくなったり、弊害が出てきます。
やはり「塩気」は味付けの基本ですし、日本人は特に醤油や味噌などを使う文化なので、基本的に塩分の高い料理が多く、その味に慣れてしまっていると減塩料理は、食事自体からストレスを感じてしまう原因にもなります。
そこで、以前にもいくつか紹介していますが、なるべく減塩調理したものでも美味しく食べる方法はないか調べてみました。
以前に紹介した「上手な減塩の方法」はこちらから↓
減塩、減塩っていうけど、どーすればいいの?上手な減塩の仕方!!
酸味を利用しよう
酸味がアクセントとなり薄味をごまかしてくれます。
揚げ物や焼き物などにレモンなどをかけて食べることで、さっぱり食べれますし、調理段階で塩分をかなり抑えても大丈夫です。
トマトは味噌汁やカレーなんかに入れても、トマトの酸味やコクがうまく塩分の少なさをカバーしてくれます。
油を使って風味やコクを出す
油といってもバターなどの動物性油ではなく、香りのある「ごま油」や「オリーブオイル」などの植物油を使用してください。
ある程度の香りがあるので、コクを出すことプラス風味もつけてくれるので、薄味をカバーするにはもってこいです。
使い方としては、「最後にひとかけ」が基本です。
出来上がった味噌汁や煮物、パスタ、スープなどに「最後のひとかけ」をして食べてみましょう。
料理は温かいほうがより香りが立つのでオススメです。
香辛料や香味野菜を使うい、香りや刺激を利用する
にんにくなんかは、チューブ状やパウダー状のものもあるので、色々な料理のアクセントにオススメです。
また、カレー粉は香辛料やスパイスが沢山使われているので、味の薄さや物足りなさをカバーするには重宝します。
肉や魚の表面につけて焼いてみたり、野菜炒めやチャーハンに一振りしてみたり、結構使い勝手が良い調味料です。
料理は適温で食べる
「出来立てを食べる」に言い換えてもいいのかもしれません。
「温かいものは温かい内に」「冷たいものは冷たいうちに」食べることは、美味しいものを美味しい状態で食べることになりますので、その美味しさが薄味をカバーしてくれるという方法です。
減塩とか以前に食事の基本になりますので、常に意識して実践しましょう。
今回の下げ活ポイントは【風味や香味、コクを活かして薄味をカバー】
です。
減塩の弱点は「味が薄くなること」です。
「風味や香味の強いもの」「料理にコクをプラスできるもの」「味のアクセントになるもの」を意識して、減塩による薄味をカバーすることで楽しい食事ができるかもしれません。
「これなら何にかけてもうまい!」といえる、自分にあった調味料などを見つけてみてはいかがでしょうか。
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