まず、血圧を下げる方法としてどんなことが思い当たるでしょうか?
減塩したり、ダイエットしたり、運動不足解消のためにウォーキングをしてみたり、どれもこれも「今、血圧を下げたい」と考えであれば、時間が掛かりすぎます。
これらの方法は、長期的な計画をもって根本的な改善を目指すための方法です。
しかし、仕事のストレスでイライラしてしまい頭に血が上ってしまって「今、計ったら血圧高そうだな」と感じる場合や「頭痛がする」「めまいがする」など、血圧が原因か分からないけど少し落ち着きたいときなどに、今すぐ血圧を下げれる方法がないものか調べてみました。
まず「なぜ血圧が上昇するか」ですが、突然、血圧が上がる要因はストレスや感情高ぶりなどによる交感神経の興奮が原因といわれています。
交感神経の興奮は運動中や集中しているときに活発になり、脈拍を上昇させ体を温めることで汗を出し、急激な活動に耐えられるように準備している状態です。このときに脳や体全体にすばやく血液を送ることができるように、血圧を上昇させているといわれています。
また、ストレスを受けたり、怒りや悲しみなどで感情が高ぶり、この交感神経が興奮するのではなく、自分の感情や体の状態の関係のないタイミングでこの興奮状態になってしまうのが自律神経失調症です。
このように、精神的な要因が血圧を上昇させることにつながります。
また、高血圧を持病として持っている場合、この興奮状態は非常に危険で、無駄に血圧が上昇することで、脳出血やクモ膜下出血などを招く恐れがあります。
こういった突発的な状況で、即効性のある血圧を下げる方法があれば、無駄なダメージを体に与えることなく生活ができます。
・オススメの方法は以下の3つです。
深呼吸(腹式呼吸)をする
緊張したときやイライラを感じたときなど、大きく息を吸って吐くだけの深
呼吸は気持ちを静め、神経の興奮を鎮めてくれます。
そのときさらにオススメなのが、数をかぞえることです。
数をかぞえることのような単純作業に意識を向けることで、不安感や緊張を和らげる効果があります。
この深呼吸はなかなか寝付けないときにも効果があります。
布団の中で、目をつぶり深呼吸しながら数をかぞえることに意識を向けると、余計な考えや感情が消え眠りに入りやすくなります。
「ひつじを数えると眠れる」というのも実は「ひつじを数ぞえる」という単純な作業に意識を向けることが目的だとされています。
寝不足も血圧を上げる要因のひとつになりますので、なかなか寝付けない方は試してみてください。
横になる
横になることで脳と心臓の高さを同じにして、脳へ血圧を上げなくても血液を届けやすくしてあげます。
自分の体に「こんなにがんばらなくても、脳に血液届けられるじゃん」と思わせる作戦ですね。
しかし、横になっているからといって、携帯電話をいじったり、漫画を読んだり、仕事のことを考えたりすると、余計血圧が上がってしまう場合があるので、気をつけましょう。
足を温める
「頭寒足熱」という言葉があるように、人間は足を温めることで興奮が治まるそうです。
靴下を履くだけでも効果があるといわれていますが、毛布やブランケットなどで、温めてあげるとより効果的です。
さらに、もしできるのであれば横になった状態で足を温めながら深呼吸ができれば、ベストですね。
今回の下げ活ポイントは【その場しのぎではなく、根本的な解決を!】です。
簡単ですが即効性のある血圧の下げ方・・・いずれにしてもやっぱりリラックスして、無駄なストレスや感情の興奮を取り除くことが、血圧を下げる方法のようですね。
しかし、これらの方法は一時的な措置に過ぎません。
健康診断などの際だけ血圧が下がればいい、検査に引っかからなければいいという考えはとても危険です。
高血圧の状態が長く続くと様々な病気や障害につながる恐れがありますので、高血圧の要因をしっかりと理解し、その場しのぎではなく根本的な解決を目指すことが必要になってきます。
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