高血圧の予防や改善にオススメの食べ物は、いろいろありますがフルーツ(果物)でオススメのものというと「りんご」と「バナナ」が代表的なものとして挙げられます。
では、なぜ「りんご」と「バナナ」がオススメのフルーツとして挙げられているのか、今回は調べてみました。
まず、一番の理由としては【カリウム】が豊富に含まれているということです。
カリウムは「自然の降圧薬」と呼ばれているほどで、高血圧の予防や改善に効果があることが確認されて、カリウムを含む食材を摂取することで、高血圧の敵でもある塩分(ナトリウム)と結びついて、尿と一緒に塩分(ナトリウム)を体外に排出する作用(利尿効果)を高めます。
「りんご」には100gあたり・・・110mgのカリウムが含まれています。
※大体小さめのりんご半分で100g位になります。
「バナナ」には150gあたり・・・540mgのカリウムが含まれています。
※普通サイズのバナナ1本で約150gになります。
「バナナ」に含まれているカリウムの量を見ると、「りんご」に含まれている量が少なく見えるかと思います。
実際にフルーツというくくりで見た場合にも「りんご」以上にカリウムを多く含んでいるフルーツは結構あります。
ずばり!【手に入れやすい】【安い】【食べやすい】という2つのことがいえると思います。
フルーツでりんごよりカリウムを多く含むものは・・・夏みかん、メロン、はっさく、もも、柿、アメリカンチェリーなどが挙げられますが、「りんご」と比べて時期によってはスーパーなどで売られていなかったり、手に入りづらかったりするものばかりだと思います。
価格に関しても、りんご1個だと100円かもしくはそれ以下で買うことができますが、その他のものに関しては、安くても100円以上するもばかりです。
【食べやすい】ということに関していえば、包丁一本あればOKだし、汁の飛び散りなどもないので、ほかのフルーツに比べてりんごのほうが勝っているかと思います。
以上のような理由から「りんご」はオススメということになります。
「りんご」のオススメのポイントとして【手に入れやすい】【安い】【食べやすい】を挙げましたが、その点で考えると「バナナ」は最強のフルーツということになります。
年中どこのスーパーでも販売されているし、価格も4~5本で百数十円で購入できます。
さらに【食べやすさ】に関していえば、包丁も皿もスプーンやフォークなども必要なく手で食べることができます。
さらに、さらに本命のカリウムの量はフルーツ中でトップともいえるほどの含有量なので、まさに『高血圧にオススメのフルーツ』では最強ということになります。
1日のカリウムの摂取量の目安は約3,500mmといわれています。
ん・・・?
そうなんです!「りんご」や「バナナ」だけで補うには相当な量を食べなければなりません。
「バナナ」で考えても約6本を一日に食べないと補えません。
まあ、ゴリラなら余裕かも知れませんが、普通の人が1日にバナナ6本食べるとなると、結構無理しないと厳しいですよね。
なので、フルーツ以外のそのほかの食品でも日ごろから意識的にカリウムを多く含むものをバランス良く食べることが大切になってきます。
カリウムを多く含む食品についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒カリウムってすごい!血圧を下げるのに効果がある、こんな食べ物!
今回の下げ活ポイントは【りんごやバナナは補助的な食品として意識的に取り入れよう】です。
りんごだけ、バナナだけでの摂取量には限界がありますので、記事中にも書きましたが、その他の食品でバランスよくカリウムを摂取できるようにすることが重要です。
その上で、きちんとした食事のデザートとして「りんご」や「バナナ」を食べることで、あと少しの不足分を補えるような食生活が望ましいと思います。
あくまでも、「りんご」や「バナナ」などのフルーツは食事の補助として考えましょう。
それでも、「バナナ」は毎食1本デザートとして食べれば、1日の摂取目標の約半分を摂取することができるので、とても強力な補助ができる食品ですので、「バナナ」を食べる習慣を身に着けましょう。
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