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病院や健康診断では、なぜか高血圧?!それ白衣高血圧じゃないですか?

自宅で測定すると正常値なのに、病院や健康診断で測定するとなぜか高血圧の数値が出てしまう方いませんか?

病院や健康診断の場が苦手で、血圧測定時にドキドキしたり、検査に引っ掛からないか不安を感じてしまったりして普段よりも高い数値が出る、その高血圧は、不安や緊張、ストレスなどが原因の「白衣高血圧」という症状の可能性があります。

軽度の高血圧の方の2~3割の方がこの白衣高血圧の疑いがあるというデータもあるようです。

通常の高血圧患者とは違い普段の血圧が低いので、治療の必要はないとのことですが、本当に大丈夫なのか?

また、病院や健康診断で血圧検査に引っ掛からないような解決法はあるのか?

白衣高血圧をもっと詳しく調べてみましょう

・白衣高血圧とは・・・

白衣高血圧とは、普段、自宅などで測定した時には、血圧が正常値か少し高いくらいの血圧なのに、健康診断や病院で測定した場合に、異常に高い血圧の数値が出てしまう症状です。

この白衣高血圧は、緊張や不安、ストレスを感じることによって起こってしまう一時的な血圧上昇であると考えられて、健康診断時などの緊張や不安、ストレスから解放されることで、すぐ正常値近くに戻ることがほとんどです。

普段から性格的に緊張しやすいとか細かいところまで心配してしまいがちな方がなりやすい傾向にありますが、そうじゃない方も一時的な緊張などで、血圧が上昇することは珍しいことではありませんので、誰にでも白衣高血圧は起こる可能性があります。

・ちょっとしたことが白衣高血圧の始まりに・・・

血圧はどんな人でも1日のうちである程度の変動があり、寝不足や気候の変化、食事の前後などで高い数値が出てしまうことがあります。

たまたま、健康診断などでタイミング悪く高い数値を出してしまい、何度も測定し直しが続いたり、その間後ろに人が並んでしまっていたり、周りから注目されてしまったりすることで、どんどん緊張が増していくとともに、このような経験がトラウマとなってしまうことがあるようです。

普段は何でもなくても、次の検診での血圧測定の際に「また、高い数値がでたらどうしよう」とか、後ろに人が並んでいくことを思い出したりして、緊張や不安、ストレスを感じて、結果的にまた高い数値を出してしまう・・・この繰り返しが白衣高血圧のもっとも悪いパターンです。

一度このサイクルにはまると、毎回の測定時に緊張や不安ストレスで血圧が上昇するはもちろんですが、なんとか緊張をしないために「落ち着かないと」とか「緊張しないようにしなければ」なんて考えて、逆に自分を追い込んでさらに焦ってしまい、緊張感が増すという「負のサイクル」にはまってしまい、どうすることもできなくなります。

最初は偶然高い数値が出ただけなのに、このような「負のサイクル」で白衣高血圧が始まってしまうのです。

・治療しなくて大丈夫?

自宅で測った時の血圧が正常値で、健康診断や病院などで測った時だけ高血圧の数値になり、明らかに白衣高血圧だと判断できる場合で、高血圧による他の合併症がない場合は、特に治療などをする必要性はありません。

・克服したい!白衣高血圧の治し方は?

白衣高血圧の原因は主に精神的な要素である緊張や不安、ストレスで血圧が上昇する症状で、慣れていない場所や人、機器など普段とは違う環境に敏感に反応してしまうことで症状が表れます。

あまり無理に治そうとして、考えすぎたりしてしまうと逆に不安やストレスの原因にもなるので、無理に「克服しよう」とか「治したい」と思うことは避けましょう。

それでも、克服したい、治したいという場合は、血圧測定や病院の環境に慣れることが一番の解決方法です。

自宅で頻繁に血圧を測定し「自分は高血圧ではない」と自信を付けたり、定期的に病院に通い血圧測定をしてもらって「他人に測定してもらう環境」に慣れたりすることで、徐々に克服していくと良いでしょう。

また、血圧測定の前に「必ず深呼吸をする」とか「どこか一点を見つめる」とか決まり事を作って、測定し正常値が出ることを自宅やかかりつけの病院などで経験しておくと「深呼吸してから測ると大丈夫だ」という自信がつくので、本番の血圧測定が慣れない環境でも深呼吸をすることで、落ち着いて測ることが出来るようになります。

正しい深呼吸の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。
⇒健康診断が怖い・・・私の「高血圧がでる理由」と「少し下げれる方法」

今回の下げ活ポイント

今回の下げ活ポイントは【自分は大丈夫!という自信と経験を身につけよう】です。

白衣高血圧は「また、高い数値が出たらどうしよう」とか「人が沢山いて緊張するなぁ」の様に不安や緊張、ストレスが原因となって、血圧を上げてしまいます。

克服法はとにかく「自分は大丈夫!」という自信をつけることと、他人に血圧を測られることに慣れることです。

普段から自宅で血圧測定をしたり、定期的に病院で血圧測定をしてもらうことで、自信と経験を身につけて本番に挑みましょう。

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