高血圧の予防や改善には「お茶」が良いと聞いたことはないでしょうか?
実際、高血圧には「お茶」を飲むのが良いようで、お茶に含まれる「カテキン」が高血圧に良い働きをするのが、様々な実験で確認されています。
緑茶の中に含まれる「カテキン」はポリフェノールのひとつで、強い抗酸化作用を持っていて、その力は、ビタミンCの80倍もあります。
「カテキン」の効果
血圧の上昇を防ぐ
毛細血管を強くして動脈硬化や老化を防ぐ
コレステロール値や血糖値の上昇を抑える
これらの効果から、高血圧以外にも、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病予防にも効果的といわれています。
では、どんなお茶でも効果があるのか?
先ほど紹介した【カテキン】は基本的には、どんなお茶にも含まれていますが、茶葉を発酵させないものほど多く含まれています。
烏龍茶や紅茶などは茶葉を発酵させて作るので、カテキンの含有量は少なくなりますが、発酵をあまりさせずに作る緑茶には多く含まれています。
カテキン含有率ランキング
煎茶:12%
番茶:10%
玉露:9%
・ウーロン茶:7%
・ほうじ茶:2%
・紅茶:2%
血圧予防のためにお茶を飲むのであれば、緑茶がオススメですし、さらに言えば、緑茶の中でも煎茶がオススメということになります。
※ちなみに、緑茶は「煎茶や抹茶、玉露、番茶などの不発酵茶」の総称になるので、番茶などの緑色じゃないお茶も緑茶になります。緑茶と聞いてイメージする一般的な緑色のお茶は「煎茶」になります。
さらに、「カテキン」は高温であるほうが溶けだしやすい性質がありますので、より多くカテキンを抽出したい場合は、茶葉をお湯に入れておく時間を長くればするほど抽出量が多くなります。
しかし、ここで気を付けたいのは、その分苦みが増すということです。
抽出時間3分程度の場合と10分程度の場合では倍近くの抽出量になりますが、10分ともなると苦みが強すぎるので、美味しく飲めるちょうど良い抽出時間を見つけて飲んだ方が良さそうです。
また、緑茶には「カフェイン」も含まれていますので、適度な利尿作用が期待できます。
このことにより、体内から塩分(ナトリウム)の排出にも効果がありますので、より高血圧にはオススメと言えるでしょう。
今回の下げ活ポイントは【食事のお供を緑茶にしてみよう】です。
皆さん食事の際には飲み物を飲むかと思います。
その飲み物を『緑茶』に変えるだけで、高血圧に良い効果をもたらす「下げ活」が行えます。
いつもは水を飲んでいた方、もしかして炭酸ジュースや乳飲料を飲んでいたという方も、これを期に『緑茶』へと換えてみませんか?
一日3食を意識的に『緑茶』にするだけでOKなので、手軽に行えるしオススメです。
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